偏心率を語る前に、重心と剛心の説明をさせて頂きます。

『重心』とは建物の中心の事です、こちらはイメージし易いですね、ざっくりと建物の中心って意味です。『剛心』とは、建物の揺れに対する強さの中心です。こちらがイメージし辛い、図面見ただけではわかりません。耐力壁の壁倍率・配置やバランスで剛心は決まります。ですので、重心と剛心の位置は何も考えないとズレます。

『偏心率』とは、重心と剛心がどれだけズレてるかがわかる値です。重心と剛心がずれ大きくなる程、地震時に大きな変形の原因となってしまいます。平成12年の建築基準法改正で、木造住宅においては『偏心率は0.3以下であること』と規定されました。偏心率は小さいほどいい訳です。

平面図が決まると、重心は自ずと決まるので、あとはどれだけ剛心を重心に近づけれるかです。自分の設計に影響の出ないよう、専用の計算ソフトを使って耐力壁の計算をしながら、距離を近づけて行きます。

因みに今回のお宅の偏心率は『X方向0.008・Y方向0.005』色々と検討してみましたが、これが精一杯でした。近づける作業は結構楽しい。お客様には伝わらない部分ですが、より良い家造りになるための指標となる数値は色々とございます。私も全てを網羅出来てる訳ではないので、まだまだ勉強です・・・。

因みに、偏心率は建築基準法では規定されていますが、筋交計算などの様に確認申請に記入する義務はありません。図面表記も無ければお客様には伝わりませんよね、記入してても見ないでしょうし、わからなくて当然の数値です。お客様もブログ読まれてるそうので、今回はブログにて紹介させて頂きました。

同じ建材で造っても、携わる関係者によって内容は大きく変わります、どの世界でも同じですが。マイホームは大きな買い物、後悔の無い家造りを。

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もみの木ハウス・みやざき 馬原 崇

馬原 崇

私が設計する時に理想とする住環境は、住まう家族みんながいつまでも健康で安全に楽しく過ごせる環境づくり。大切なお客様にはいつまでも幸せでいてほしいと心から思っております。

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